目次
かわいさちこさん プロフィール
かわいさちこさんが『ツノくん』を完成させるまでに、どのように課題を取り組まれたのか、実際の課題を交えてご紹介いたします。
<添削課題と提出物のご紹介>
第3回課題
ものがたりの概要をまとめ、あらすじを書いてみましょう。
提出物・ワークシート2枚、あらすじ
第4回課題
これから作る絵本のミニスケッチを作ってみましょう。
提出物・台割表
第5回課題
ダミー本を制作して、全体の構成を完成させましょう。
提出物・ダミー本
第3回 物語の概要をまとめ、あらすじを書いてみましょう。──物語をシンプルにすることが難しかった。
第3回は“作品づくりの要”となる回です!
物語の土台を固め、思い描く世界をよりはっきりと形にしていく段階になります。
ここでしっかりと考え抜くことで、第4回・第5回の課題制作がスムーズになります。
それでは、かわいさんの第3回課題をご紹介します。
ワークシートで練った設定をもとに、次はあらすじを書いていきます。
課題とは別に、かわいさんはキャラクターたちのイメージを制作しました。
この時点では、「クモッチ」ではなく「ドクグモ」という名前でした。ツノくんの敵です。
先生からのアドバイスを踏まえ、第4回でキャラクター設定と物語の整理をされます。
第3回感想
幼児に親しみやすいキャラクターにすることと、主人公の個性や見た目と脇役がかぶらないように気を付けました。
また、差別しないというテーマから離れないように心掛けました。
物語をシンプルにすることが難しかったです。複雑な物語なので、キャラクターたちがそれぞれの役割を果たせるか心配でした。
第4回 これから作る絵本のミニスケッチを作ってみましょう。──第4回は大変でしたが、乗り越えなければ絵本は完成しなかった。
第4回課題では、いよいよミニスケッチを作成します。
前回作成した設定やあらすじを参考に落とし込んでいきます。
テキストと一緒にお送りする解答用紙に直接制作してもいいですし、A3に拡大コピーをして書いていただいてもOKです。
絵と文章の配分、レイアウト、視点の工夫……。
考えなくてはいけないことがたくさんあります。
第3回での野崎麻理先生からのアドバイスをもとに、第4回ではキャラクターの設定と物語の整理をされました。
これにより、物語の複雑さが解消されました。
第4回感想
野崎先生の添削に深く納得し、素直にアドバイスを取り入れるよう心がけました。
読者にわかりやすく伝わるようにするため、キャラクターの設定を大きく見直しましたが、この作業はとても難しく、時間がかかりました。
しかし、見直したことで、ストーリーを大きく展開させる要因を作ることができ、物語の複雑さが解消されました。
その結果、次の課題には気持ちのゆとりをもって取り組むことができました。
第4回は大変でしたが、乗り越えなければ絵本は完成しませんでした。
第5回 ダミー本の制作をしましょう。──気持ちを切り替えることで、前向きに乗り越えることができた。
第5回ではダミー本を制作します。
ミニスケッチで全体の構成が把握できたところで、絵本のように実際にページをめくることができるダミー本を制作します。
第5回感想
完成した絵本の仕上がりを意識しながら、制作を進めました。
第4回で野崎先生からいただいた添削内容には深く納得し、気を緩めずにモチベーションを保つことに集中しました。
ページをめくったとき、読者がどのような気持ちになるのかを想像しながら描くよう心がけました。
自分の感覚を信じて進めることは楽しい反面、難しさも感じました。
また、絵は「切り貼り絵」で仕上げることを考えていたため、カットしやすいシンプルなデザインを心がけましたが、その点にはとても苦労しました。
ただ、切り貼り絵が難しいようならアクリルで描けばよいと気持ちを切り替えることで、前向きに乗り越えることができました。
第6回 製本キットを使い絵本を制作しましょう。
いよいよ最終課題、絵本の制作ととなります。
じっくり時間をかけて、制作していきます。
かわいさんは、ダミー本・絵本製作合わせて5か月ほどで完成されました。
完成した作品・かわいさんの感想・先生からのコメントなど、スクールマガジン『あなたの絵本、見せてください!』で紹介しておりますので、どうぞご覧ください。
受講生の完成作品を紹介しています!
『あなたの絵本、見せてください!』

