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【はじめての絵本講座】みんなの課題をのぞいてみよう! vol.1―『みんなでおめでとう』著・いまづなるみ

いまづなるみさんは、書店で手にした『公募ガイド』がきっかけで、【はじめての絵本講座】をご受講されました。毎回苦労されながらも、野崎麻理先生のアドバイスをもとに製作され、柔らかな色彩が印象的な一冊の絵本を完成されました。いまづさんがどのように課題に取り組んだのか、第3回~第5回の課題にスポットを当ててご紹介します。


目次




いまづなるみさん プロフィール



いまづなるみ さん(60代 女性)

〔受講のきっかけ〕
 イラストを描くのが好きなので、自分にとって勉強になるのではと思い受講しました。

〔作品概要〕
〈あらすじ〉
 今日はこぐまちゃんの誕生日。いちごのケーキを買ってきたお父さんでしたが、こぐまちゃんのためにチョコレートケーキを探しに行きます。ねずみくんはチョコレートケーキを森の仲間たちと食べようとしますが、みんなで分けるには少し小さいようです。

〈製作期間〉
 1年間



 いまづなるみさんが『みんなでおめでとう』を完成させるまでに、どのように課題を取り組まれたのか、実際の課題を交えてご紹介いたします。



<添削課題と提出物のご紹介>

第3回課題

ものがたりの概要をまとめ、あらすじを書いてみましょう。
提出物・ワークシート2枚、あらすじ

第4回課題

これから作る絵本のミニスケッチを作ってみましょう。
提出物・台割表

第5回課題

ダミー本を制作して、全体の構成を完成させましょう。
提出物・ダミー本




  

第3回 物語の概要をまとめ、あらすじを書いてみましょう。──読者が幼い子供であることを心がけるのが思った以上に大変だった。



第3回は“作品づくりの要”となる回です!


 物語の土台を固め、思い描く世界をよりはっきりと形にしていく段階になります。
 ここでしっかりと考え抜くことで、第4回・第5回の課題制作がスムーズになります。


 それでは、いまづさんの第3回課題をご紹介します。




第3回 作品例1
第3回 作品例2



 上記のように、懸念点があると先生よりアドバイスが入ります。
 ワークシートで練った設定をもとに、次はあらすじを書いていきます。




第3回 作品例3


 きちんと場面ごとに内容を考えられると、第4回課題の取り組みがスムーズに行きます。
 苦しいけれど、頭の中のイメージが形になっていく、とても楽しい作業です。




 第3回感想

 読者が幼い子供であることを心がけるのが思った以上に大変でした。
 気を付けていても、つい大人目線になり、子供に通じるだろうかと考えることがよくありました。







第4回 これから作る絵本のミニスケッチを作ってみましょう。──流れるままに描くとページが足りなくなる。



 第4回課題では、いよいよミニスケッチを作成します。
 前回作成した設定やあらすじを参考に落とし込んでいきます。
 テキストと一緒にお送りする解答用紙に直接制作してもいいですし、A3に拡大コピーをして書いていただいてもOKです。
 絵と文章の配分、レイアウト、視点の工夫……。
 考えなくてはいけないことがたくさんあります。




第4回 作品例1
第4回 作品例2



 絵だけでなく文章表現や行間など、プロならではの目線で、かなり細かいところまで赤が入ります。


 こうやってアイデアを具現化することで、全体の構成などを俯瞰するのに役立ちます。




 第4回感想

 物語を決まったページ数に割り振るのが難しかったです。
 どこをいちばん盛り上げたいのか。流れるままに描くとページが足りなくなります。
 色々と考えさせられました。







第5回 ダミー本の制作をしましょう。──フォントや絵の位置は、全体の印象に大きく関係する。



 第5回ではダミー本を制作します。
 ミニスケッチで全体の構成が把握できたところで、絵本のように実際にページをめくることができるダミー本を制作します。




第5回 作品例1
第5回 作品例2


 1ページまるまる没になることもあります。
 ポイントとなるシーンをどう活かせばいいか。文章の位置、』絵の構成。
 第4回・第4回に同様、先生より詳細で丁寧なアドバイスが入ります。




 ダミー本は最終課題の絵本制作を進める上での大事なベースになります。
 色鉛筆などを使用し、できあがりをイメージしながら作ります。




 第5回感想

 初めてダミー本を作りました。
 うまく組み合わせないとページの進みがおかしくなってしまうので、気を使いました。
 フォントや絵の位置は、全体の印象に大きく関係してくるので、よく考えないといけないと思いました。







第6回 製本キットを使い絵本を制作しましょう。


 いよいよ最終課題、絵本の制作ととなります。
 絵本講座の受講期限は一年半になります。
 じっくり時間をかけて、制作していきます。




第6回 作品例1
第6回 作品例2


 

 完成した作品・いまづさんの感想・先生からのコメントなど、スクールマガジン『あなたの絵本、見せてください!』で紹介しておりますので、どうぞご覧ください。



あなたの絵本を見せてください

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はじめての絵本講座ってどんな講座?

 第1回・第2回では、絵本の作り・制作手順・絵本の展開など、基礎を学びます。
 第3回からはいよいよ絵本制作に取り組みます。
 段階を踏んで課題を進めていくので、無理なく自分のペースで絵本を完成させられます。
 提出された課題は、野崎麻理先生がプロの目線で丁寧に添削します。
 世界で一冊だけの絵本を描いてみませんか。