- 事務局通信
取材について
今年は東京で桜が早くも見ごろです。
さて、創作されている皆さんはどれくらい取材をされますか?
大物作家が取材旅行と称して、編集者と取材費を湯水のように使ったとか、
嘘のような話をよく聞きますが、プロ作家を目指す方々は自費ですし、
このご時世ですから、できることも限られています。
ただ、プロになる以前でもできる取材法で、事務局が最近思わず「なるほど!」と
つぶやいた取材法を2つお伝えしたいと思います。
その1「近頃の子どものことを知るために、登下校の時間に合わせて散歩をする」
童話を書いている先生から伺いました。
確かに、怪しまれませんし(?)子どもの会話を聞くだけでヒントがありそうです。
健康にもいいですしね。
その2「パトカーの内部が見たくて、わざと職務質問を受けた」
ミステリーを書いている方です。
警察がどんな感じで職務質問をするのか、またパトカーの中がどのようになっているのか
知りたくてわざとあやしげな行動を取って、職務質問を受けたとか。
こ、これは胸を張っておすすめすることはできませんが、思わず「なるほど~」と言って
しまいました。
決してマネはしないでください!
自分が描いたストーリーを読者に納得させるためのリアリティは細部に宿るといいます。
「取材なんてプロがすることなんでは?」と思わずに、ぜひ取材で感じたことや
見たことを作品に取り入れてみてはいかがでしょうか。